

笑っちゃうくらい円安が進んでいます
何もしなくても円の預金額の価値は駄々下がりしています
ドルで保有しておけばよかったと後悔中
そんな人、これからが不安な人におすすめの投資を記載しました。
円の価値について改めて考えてみる
コロナでの金融緩和、お金のバラまきから、各国は金利上昇に踏み切っています。
その結果、金利面で後れを取っている日本はここのところ、為替相場は駄々下がりしています。
冒頭のドル円チャートの通り、ここ半年だけでも1ドル=115円から1ドル=144円まで円安になっています。
円安がここまで進行すると「このまま円で保有していてもいいの!?」「すべての円資産をドル資産に変えたほうが良いのでは」と考える方もいると思います。
この記事では、円安時に投資する上でおすすめの投資先と注意点について紹介します。
円安の背景

円安になっている背景も含めて簡単に説明するよ!
外国為替市場で円が全面安の様相を呈し始めた。7日に対ドルで一時1ドル=145円に接近して約24年ぶりの安値を更新した円は、ユーロやオーストラリア(豪)ドル、カナダドルに対しても下値を模索している。海外の中央銀行による相次ぐ利上げで世界の主要国で「唯一のマイナス金利通貨」となることが濃厚な円は、下げに拍車がかかる公算が大きいようだ。
日経新聞 2022年9月8日 18:13
2020年に発生したコロナショック時に、米国は経済支援策である金融緩和政策とゼロ金利政策を行いました。
その結果、米国経済はいち早く回復し、2020年と2021年は主要指数であるS&P500などが何度も最高値を更新、万年定位株だった、日経平均株価も3万円を超えていました。
他方で、米国ではインフレが深刻化し、2022年5月のFOMC(連邦公開市場委員会)では0.5%、6月・7月は0.75%の利上げをすると発表しているのに加え、現時点では0.75%の利上げを完全に織り込みきったわけではないため、対ユーロで円は一段と下落する余地があるとみられています。
各国が利上げを発表する一方で日本は金融緩和政策を続ける方針で、利上げをする見通しは立っていません。
結果、少しでも利息が付く米ドルの人気が高まり、今回のドル高円安を招いた一つの要因となっています。

インフレに加えて、銀行に円を預けても利息が全く付かない=保有価値が下がっている、ということですね
円安はマイナスばかり?
あえてプラス面を表記しておくと2つのメリットがあると思います。
- 個人…米ドル資産など海外資産が値上がりし、評価損益が上がる
- 企業…海外で日本製品が売れやすくなり輸出産業の利益増加、コロナでの観光客の締め出しがなければ観光客増も見込める

現に株価は下がっているけれども、円安の恩恵で(?)評価がプラスという人も多いはず
特に、円が安い今は外国人から見ると、日本製品が安く買えるようになります。
自動車などの輸出製品が売れて輸出産業が活発になったり、日本への観光客が増えサービス産業が活発になったりします。コロナの影響がなければインバウンドでのお金の流入が見込めて当初の目論見道理、観光立国になるチャンスも秘めています。
円安になると都合がわるいこと
では、逆に円安でのデメリットは何でしょうか。
- 個人…輸入商品が高くなってエネルギー資源が値上がりする(特にガソリン・石油・食品)
- 企業…輸入コストが高くなって輸入産業の利益が減る、円建てにしているものの場合製造コストだけがかかり、メリットが少ない
日本では多くの食料やエネルギーを輸入に頼っているので、円安になると値上げになり、家計に直結します。
賃金はたいして変わらないのに食費・生活費出費が増えるので、家計が圧迫されてしまうのです。
円安時も投資のチャンスあり
円安時だからと言って、思考停止で円だけ保有していると自分の資産が守れません。
ほかの人と逆のことをしないと資産は守れないのです。
割安な日本株への投資、とは?
日本株は米株が風邪をひくと風邪をひく、と言われるほど、米国市場と密接な関係です。
軟調な米国株市場につられて、日本株も上昇しにくい局面といえるでしょう。
中には、財務に問題なく業績も好調な高配当株が割安水準にあることも少なくありません。
また、海外投資家からすると日本円が安い状況なので、日本株に投資しやすい環境が整っています。
そのため、我々日本人も割安な高配当株に投資しておくことで、キャピタルゲイン(値上がり益)とインカムゲイン(配当金)を受け取れる可能性が高まります。

私は自動車メーカーの株が安いと感じた時に大量に保有、上がった時に一部切り売りする、ということを繰り返しています。業績は好調なので、米国株につられて値段が下がったタイミングで購入、米国株が好調な時に売る、である程度利益が出せています。
輸出関連企業やインバウンド関連企業に投資する
円安が進むことで輸出関連企業の業績が上がります。
決算時の予想為替レートをドル円=110円~120円と設定している企業が多く、仮にこのままドル円=135円で決算を迎えたとすると、10%~20%程度の利益上昇が期待できます。
上述しているように輸出関連企業株、かつ米国株が調子が悪い時に株を買って売る、このサイクルがお勧めです。
おすすめの証券会社
LINE証券

LINE証券はネット証券としては後発組ですが、ネット証券業界最短で100万口座を突破するなど、いま勢いがある証券会社です。また、LINE証券は1株から投資できるサービス「いちかぶ」を展開しており、普段使っているLINEアプリから1株単位で投資できる点が魅力的です。
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タイムセールも行っているので、まずは少額から、ためしにやってみようかな、という投資ができるので安心です。
LINE証券についての記事も書いているので気になる方はご参照ください。
ドル転する!??!
ここまで円が下がると、もはやドル転してしまいたくなる人も出てくるのではないでしょうか。
ただし、これから先もドル高円安が続くと予想して、全ての資産をドルに変えることはやめましょう。
仮に予想が外れて円高になってしまった場合、資産が目減りしてしまうためです。
為替の動きを読むことはできず、プロであっても完全に未来を読むことはできません。
そのため、すべての資産をドルに変えるのではなく、円とドルを半分半分で保有するなどバランスよく資産を配分しましょう。
24年ぶりの円安で1ドル=145円を付けたことで、今後の投資戦略について悩んでいる方もいると思いますが、米株の積立投資は淡々と続けるべ気だと思います。

円だけだとリスクだ、ということをこのタイミングで知られてよかった!
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