皆さん、最近読書していますか?
ワーキングマザーでなかなかまとまった一人時間が取れない私は、通勤時間中にいつも本を読んでいたのですが、テレワークで本を読めない日が続いていました。
しかし、幸か不幸か?テレワークが会社の大号令により削減されてしまったため、また通勤時間に本を読む日々が戻ってきています。
今年に入って十数冊読んだのですがそのなかで面白かったものを紹介します。

息抜き部門|傲慢と善良
婚活ってこんななのね。ととても理解できる小説でした。
婚活という大きなテーマに隠れる人間の心理が見事に描かれた作品が辻村深月さんの「傲慢と善良」です。
自分自身が30代目前で結婚したので、少し婚活を始めようとしていたタイミングでもあったので、とても考えさせられました。こういう瞬間あるよな~と過去の自分を振り返りながら読んだ作品でもあります。
また、娘を持つ母親としては、自分の娘にどう育ってほしいかの具体像を描けるきっかけになりました。
親がコントロールしていてはいけないな、自分で判断できるような声掛けを意識したいなというきっかけになったので、単なる婚活話とは別の目線で小説を読むことができ、考えることが多々あります。
あらすじ
突然、婚約したばかりの坂庭真実が姿を消してしまいます。
以前にストーカーの被害に遭っていたと知っている西澤架は、ストーカーによる誘拐だと考え調査を進めるが、警察は折り合ってくれない。
警察に捜査してもらうべく、ストーカーの正体とともに真実の過去を知っていく架。
浮かび上がっていくのは、現代社会の生きづらさと苦悩、そして迷い。
結婚をテーマにしながら、理不尽や家族、世間体、常識、社会と色々なテーマをはらんだ物語。
果たして、真実は見つかるのか?
架と真実の結婚はどうなるのか?
少し最後は(個人的に)腑に落ちない部分もありましたが、娘を持つ母親として考えるものがありました。
ビジネス部門|40歳を過ぎたら、働き方を変えなさい
上司から部下へ語るように展開されている内容です。
既存のビジネス書で良しとされたことを覆る内容を含んでいて、これからの共働き世代には必要な内容だと感じました。
また、起業したほうがトク!というムーブメントが起こっていますが、野心を極めないと意味がない、という言葉が刺さりました。
何事も信念ややりたいことが根本にないままやっても意味がない、ということを言われているのだなと感じました。
自分自身が「定時であがって子供との時間に充てたい!」と強く感じていたので、マネしたい、意識したいポイントがちらほら。
自分自身の仕事に対する考え方と似ているところもあったので、この通り進んでもいいんだなと思えるきっかけとなりました。
1~2時間あればサクっと読めるので忙しい人にもおすすめです。(本も軽いです)
コメント